TOPページ > 印鑑の歴史
印鑑やハンコにも、歴史があります。
これも深く考えさせられます。
印鑑の元となる印章は、
紀元前5000年頃に古代メソポタミアで使われるようになったとされています。
当時は円筒形の印章を粘土板の上で転がすもので、
認証の道具の一つとして使われていたようであります。
紀元前3000年頃の古代エジプトでは、
ヒエログリフが刻印されたスカラベ型印章が用いられました。
その技術の意味は私にはよく分かりませんが、
それ以来印鑑は、認証、封印、権力の象徴などの目的で
広く用いられる様になりました。
日本以外で印鑑文化が盛んな中国では、
その昔は篆刻(てんこく)と呼ばれた、印章を作成する行為が盛ん。
その期限は紀元前からの古代王朝時代からと言われています。
印鑑の先輩ですね。
日本においての印鑑の歴史が始まったのは、
室町時代とも江戸時代初期とも言われていますが、
はっきりした時期は定かではありません。
昔は印鑑は権力・娯楽の要素にも使われていたらしく、
金印のように、かつての東アジアの冊封体制の元、
皇帝が諸国の王を臣下と認める証しとして
その地位に応じた金印を与えられました。
印鑑が権力の象徴だった時代・・どうやってその印鑑を使ったのでしょうか?
また、印譜(いんぷ)と呼ばれる、印鑑の印影や印章を載せた、
芸術性の高い書籍が出回っていた時代もあるようです。
印鑑の歴史は、今の我々が知り得ない
印鑑の使用法がたくさんあったのですね。
最終更新日:2021/7/1
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